競艇のヴィーナスシリーズに注目!若き女子選手の戦いを徹底解説!

競艇 競艇選手

「競艇のヴィーナスシリーズと女子戦の一般選の違いは何?」
「今注目されている女子選手のルーキーが知りたい!」
競艇は、男女がほとんど同じ条件で、性別に関係なくレースを戦う世界でも珍しいプロスポーツ。
競艇のレーサー1600人のうち女子レーサーが約1割を占めています。
今回はその中でも若き女子レーサーの戦いである「ヴィーナスシリーズ」について徹底解説します。
「競艇のヴィーナスシリーズを見れば、将来有望な女子選手が見えてくるかもしれません」
2021年に活躍が期待できる女子選手もピックアップして紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

競艇のヴィーナスシリーズに注目が集まっている!

競艇のヴィーナスシリーズに注目が集まっている!
ヴィーナスシリーズとは、登録16年未満の女子レーサーによる一般戦のことを表します。
2013年までヴィーナスシリーズは女子リーグ戦と呼ばれていました。
さらに、2020年からは登録年数以上の参加資格を認めるオーバーエイジ枠が設けられています。
若い女子レーサーの戦いは、男子の一般戦や記念レースとはまた一味違う華やかさ、臨場感を楽しむことができます。

2019年から4節増えたヴィーナスシリーズ

2019年、競艇ファンの皆さんから望まれるレース提供のために、ヴィーナスシリーズが4節追加されました。
4節増えたことにより、年間のヴィーナスシリーズは24節になりました。
4節増設された2019年は、「特別ヴィーナスシリーズ」としてOG枠がもうけられています。
OG枠には、ヴィーナスシリーズ卒業者を原則として、1節にあたり12名ほど斡旋されたそうです。
▼2019年に増えた「特別ヴィーナスシリーズ」
レース名 競艇場 期間
特別ヴィーナスシリーズ 第1戦 福岡競艇場 2019年6月27日~7月2日
特別ヴィーナスシリーズ 第2戦 大村競艇場(ナイター) 2020年1月5日~10日
特別ヴィーナスシリーズ 第3戦 住之江競艇場(ナイター) 2020年2月12日~17日
特別ヴィーナスシリーズ 第4戦 尼崎競艇場 2020年2月17日~22日

2021年ヴィーナスシリーズで活躍が期待できる女子競艇選手

2021年ヴィーナスシリーズで活躍が期待できる女子競艇選手
2021年ヴィーナスシリーズで、活躍が期待される女子競艇選手3名を紹介していきます。

守屋美穂

1989年生まれ32歳、岡山県倉敷市出身の選手です。
岡山支部所属。2013年に山口達也選手と結婚し、1児をもうけるものの2020年に離婚しています。
現在はシングルマザーとして子どもを育てながら選手生活を送っています。
兄は競艇選手の守屋大地。地元児島では特に人気の高い女子レーサーです。
▼守屋美穂の主な経歴
年月 経歴
2007年 尼崎競艇場でプロデビュー
2012年2月 多摩川競艇場「G1第25回女子王座決定戦競走」にてG1初出場。
2012年8月 若松競艇場「G1第26回女子王座決定戦競走」でG1初勝利
2013年2月 鳴門競技場にて初優勝を果たし、通算1000戦目での優勝
2019年 自身初の男女混合競走の優勝
2020年1月 江戸川競艇場「GⅢオールレディース江戸川女王決定戦 KIRINCUP」で優勝、31歳の誕生日にバースデイVを飾る

平高奈菜

1987年生まれ33歳、愛媛県松山市出身の選手です。
香川支部所属。2020年に賞金女王の座を獲得した、実力のある選手。
2021年のヴィーナスシリーズでの活躍も期待される女子レーサーの一人です。
▼平高奈菜の主な経歴
年月 経歴
2007年5月 丸亀競艇場でデビュー
2007年9月 鳴門競艇場「G3女子リーグ第8戦 第23回渦の女王決定戦競走」5日目1Rで初勝利
2010年2月 丸亀競艇場「G1第53回四国地区選手権競走」2日目2RでG1初勝利
2010年9月 津競艇場「津レディースチャンピオンカップ」で初優勝
2010年12月 尼崎競艇場「G3女子リーグ戦14戦クイーンロード2010」で女子リーグ初優勝
2011年1月 平成22年度の最優秀新人に選出
2011年5月 尼崎競艇場「SG第38回笹川賞」の最終日1RでSG初勝利
2020年12月 浜名湖競艇場「第9回クイーンズクライマックス」で初優勝、賞金女王の座を獲得する

小野生奈

1988年生まれ32歳、福岡県古賀市出身の選手です。
福岡支部所属。
「好きなコトで生きていく」をモットーにした、全国を飛び回る女子レーサーです。
▼小野生奈
年月 経歴
2008年10月 芦屋競艇場でデビュー
2010年5月 芦屋競艇場にて初勝利
2011年11月 往之江競艇場「男女ダブル優勝戦第6回森下仁丹杯」で初の優勝戦出場
2013年12月 蒲郡競艇場男女W優勝戦のレース女子の部で初優勝
2017年 平成22年度の最優秀新人に選出
2011年5月 芦屋競艇場「GI第31回女子王座決定戦」でG1初優勝
2020年2月 唐津競艇場「GI九州地区選手権」で自身初となる男女競合GI競走での優勝選出

【最新】競艇ヴィーナスシリーズ年間スケジュールと優勝者結果

2021年の競艇ヴィーナスシリーズ年間スケジュールと優勝者結果は次の通りです。
大会開催日程 開催名 競艇場 優勝者
01/13-01/18 ヴィーナスシリーズ第19戦 蒲郡 遠藤 エミ
01/27-02/01 ヴィーナスシリーズ第20戦 びわこ 出口 舞有子
02/11-02/16 ヴィーナスシリーズ第21戦 唐津 鎌倉 涼
02/17-02/22 ヴィーナスシリーズ第22戦 鳴門 淺田 千亜希
03/01-03/06 ヴィーナスシリーズ第23戦 平和島 森 世里
03/14-03/19 ヴィーナスシリーズ第24戦 児島 守屋 美穂
04/01-04/06 ヴィーナスシリーズ第1戦 福岡 -
04/15-04/20 ヴィーナスシリーズ第2戦 多摩川 -
04/29-05/04 ヴィーナスシリーズ第3戦 びわこ -
05/11-05/16 ヴィーナスシリーズ第4戦 丸亀 -
05/24-05/29 ヴィーナスシリーズ第5戦 鳴門 -
06/25-06/30 ヴィーナスシリーズ第6戦 蒲郡 -
07/07-07/12  ヴィーナスシリーズ第7戦 尼崎 -
07/19-07/24 ヴィーナスシリーズ第8戦 住之江 -
08/13-08/18 ヴィーナスシリーズ第9戦 徳山 -
08/25-08/30 ヴィーナスシリーズ第10戦 芦屋 -
09/07-09/12 ヴィーナスシリーズ第11戦 常滑 -
09/25-09/30 ヴィーナスシリーズ第12戦 大村 -
10/09-10/14 ヴィーナスシリーズ第13戦 下関 -
10/23-10/28 ヴィーナスシリーズ第14戦 桐生 -
11/05-11/10 ヴィーナスシリーズ第15戦 若松 -
11/17-11/22  ヴィーナスシリーズ第16戦 津  -
12/20-12/25   ヴィーナスシリーズ第17戦 唐津 -
※2021年3月21日現在の情報です。

過去のヴィーナスシリーズの見どころ動画3選

ここからは、2020年に行なわれたヴィーナスシリーズの見どころ動画を3つご紹介します。
動画をチェックしながら、2021年のヴィーナスシリーズに期待を膨らませましょう。

宮島ヴィーナスシリーズ優勝戦出場レーサーインタビュー動画

宮島ヴィーナスシリーズ優勝戦出場レーサーインタビュー動画
宮島ヴィーナスシリーズ優勝選出場の6名の女子選手のインタビューです。
翌日に優勝戦を控えた女子選手の素顔に迫り、意気込みが感じられる動画。
1号艇なだけに高確率で守屋美穂が逃げ切ると予想され、土屋南も今節スタートが好調で一発逆転の可能性もあります。
モーター面で、守屋美穂に次ぐ中村桃佳は宮島との相性がよく、6コースからレーンに絡みたいとの意気込みを語ります。

優勝戦はとんでもないことに!2020年宮島ヴィーナスシリーズ最終日

2020年8月31日宮島最終日12R優勝戦
残暑というには厳しすぎる暑さの中で行われた宮島ヴィーナスシリーズ最終戦。
昨日の準決勝レースで1号艇スタート、見事逃げ切ったシリーズリーダーの守屋美穂ですが、優勝戦では大波乱の決着となります。
この前に紹介したインタビューと合わせて見ると、より楽しめる動画ですよ。手に汗握るレース動画をぜひご覧ください。

豪華メンバーの優勝戦!ウィニングランあります!!2020年三国ヴィーナスシリーズ最終日

2020年10月2日三国最終日12R優勝戦の模様
シリーズリーダーの小野生奈が富樫麗加と並走になりながらも、振り切り1着となったレース。
小野生奈が1年半ぶりに優勝した三国ヴィーナスシリーズ最終日12Rです。
レース後のウィニングラン映像も収録され、見どころ満載です。

ヴィーナスシリーズとオールレディースの違いは?

ヴィーナスシリーズとオールレディースの違いは?
ヴィーナスシリーズは、前述のとおり登録16年未満の女子レーサーの競争のことです。ただし、2020年からはオーバーエイジ枠が設けられています。
オールレディースは、全ての競艇女子選手が対象となる大会のことを指します。
ヴィーナスシリーズは一般レースですが、オールレディースでは、優勝者にレディースチャンピオンの優先出場権が与えられる仕組みです。つまり、グレードが付いたレースのことを言います。

まとめ:ヴィーナスシリーズは将来が期待できる女子選手を発掘できるレース

まとめ:ヴィーナスシリーズは将来が期待できる女子選手を発掘できるレース
ヴィーナスシリーズは、登録16年未満の若手女子レーサーの戦いなので、将来が期待できる女子選手を発掘できるレースです。
女子レースの大会数においても、2019年から2020年にかけて、218日だったものが290日を超え3480回に昇りました。
大会の数だけを見ても、ヴィーナスシリーズを始めとした女子レースが注目を集めていることがわかります。

まとめ

  • ヴィーナスシリーズは2019年に4節増えて24節になった
  • 登録16年未満の女子レーサーによる一般戦をヴィーナスシリーズという
  • オールレディースに優勝するとレディースチャンピオンの出場権が得られる
女子戦が注目されていることから、競艇のヴィーナスシリーズは、年々進化していると言えます。
今後も、女子レースが注目される中で、女子選手の華麗な技の共演が繰り広げられるヴィーナスレースに注目してきましょう。